どうもヨシです。
先日、ベルリンに咲いてる桜を見に行きました。
場所は「テレビ朝日さくら平和通り」
ベルリンの南の地域で、ベルリン市とブランデンブルク州との境界でもあります。
着いて早々に
桜を見るよりはじめに、ふと入り口?にある標識に目をやると

日本語の方は「平和」が入ってるのに、その下のドイツ語の方は平和のへの字も(Friedenとか)入ってなかったのがちょっと悲しい。
結構重要な気が。
名前が長かったのかな?
(最悪、会社名の部分を削っても…、
…それはさすがに失礼ですね。)
というのも、元々ここは東西を分けていたかつての「ベルリンの壁」が存在していた場所なので、なぜ抜いてしまったのかなぁと個人的に思ってしまいました。
なぜ、日本の桜がここに?というと
テレビ朝日が1990年に「壁跡地に桜の植樹をしよう」という呼びかけから、寄付を募って、日本の桜を植えるキャンペーンをしたことによります。
(やっぱり素晴らしいことをしてるから、会社の名前は必要だ!)
なので、ベルリンにはいくつかの場所に日本の桜を見ることができます。
因みに、ここには約1100本の桜の木があるそうです。

天気もよく満開でした。
通りを歩いていると、色々な人たちが散歩したり、写真撮影をしたりとのんびりした空気が流れていました。
コロナ禍で少し沈んだ気持ちが、幾分か安らぎました。
コスプレしてる人も来るみたいですが、今回は見かけませんでした。

写真の標識の赤のラインが、壁があったところみたいです。

ご存じの方もいると思いますが、壁といっても壁だけがあったのではなく
上の写真のように、壁沿いに並行して見張りの施設があり
簡単に言ってしまうと、壁と壁の間に広い緩衝地帯のようなものがありました。
そこに除草剤などを撒いていたそうで(監視するのに草木が生えないように)、そう考えるとまた桜の木が違って見えて感慨深いです。

どこからともなくお馬さん。
ドイツって馬の文化が深く根付いてるなぁと思います。
(それとも、ヨーロッパ全体でしょうか?)

壁のあった側から見るベルリン方面

ブランデンブルク州側(Teltow)

因みに西洋の桜はというと
下の写真にある、右の木です。
たぶんセイヨウミザクラかなと思います。

西洋の桜もなかなかきれいでした。
夏には、たくさんのサクランボをつけてくれる木です。
花は心を華やかにしてくれるんだなぁ
としみじみと思った日でした。