先日大選帝侯生誕400年ということで
彼を焦点に企画された展覧会を見に「Scloss Caputh」(シュロッス カプート)へ行ってきました。
場所は下図で、Landkreis Potsdam-Mittelmarkにあります
もうブランデンブルクですね
ポツダム駅からバスが早いかと思います
しかし、地図を見た感じポツダム駅から近そうだし
歩いていけるんじゃないかと思った僕は(自然豊かそうだし)
歩くことにしました
(ただよく調べてから行きなさいよと、のちに思うことになります)




標識を見て、ここからカプートかぁ
と、もう着いた気でいたら

よく見たら、6Km!!
「ひぇ!?」ってなりました
歩くこと一時間ちかく、やっと到着…
(嫁さん連れてこなくてよかった…)

門をとおり中へ

入り口を探して、館をぐるりと一周

そこで気づく、さっきの正門じゃなかったんだ…
因みに今更ですが
少し説明させて頂くと
「Schloss Caputh」 は
1662年 Friedrich Wilhelm大選帝侯時代に、建てられ
1671年 彼が、彼の二番目の伴侶 Sophie Drotheaに贈り
彼の死後、彼の息子 Friedrich Ⅲ(のちにⅠ)が引き継いだ
バロック様式で、第二次世界大戦の後でも、ほぼ変わらない形で残っていたようです
そして、館の中へ


二人とも、強そうですね(失礼)
◎「選帝侯夫人のフロントルーム」◎

そしたらなんと、大選帝侯の肖像画の下に伊万里焼が!!
なんと興味深い
こういう時、時代を超えて美術品に会えることに、ロマンを感じます
この伊万里焼が、ベルリンの歴史を見てきたんだなぁと思うと感慨深いです

①Philipp Wilhelm長男
②大選帝侯 ③大選帝侯夫人 ④Christian Ludwig四男 ⑤Dorothea(夭折)三女
⑥Maria Amalie長女 ⑦Albrecht Friedrich次男 ⑧Carl Philipp三男
⑨Elisabeth Sophie次女
◎「夫人の寝室」◎


◎「磁器を集めた小部屋」◎


◎「小陳列室へ」◎


無数の絵画が飾られていました
が、多すぎるので割愛します
◎「宴などが行われる広間」◎


大選帝侯と夫人の絵画が向き合う形で、飾られています
◎「大選帝侯の寝室」◎

よく考えたら、暖炉の中に飾るって
中々のハイセンスだと思ってしまう
◎「大選帝侯のフロントルーム」◎

12人の古代ローマの将軍、皇帝が飾られていました


階段を降りて、半地下へ
◎タイル張りのホール


よく西洋式の壁にある噴水の、水を貯めるあれのことかと思います。

昔は、夏場の食堂だったみたいで
約7500枚ある、オランダのファヤンス焼のタイルだそうです
モチーフは、オランダの日常生活が主だそうです
あとは、選帝侯の従者が使う部屋が二つでした
ここも絵画だけなので、割愛します



嫁さんから教えてもらって
標準ドイツ語にすると下記のようになるそうです
(日本語は意訳です)
Nuu Friedrich Wilhelm, …sag an mein kleiner!
:んー、フリードリッヒ ヴィルヘルム、…どうしたの、私のおちびさん!
Ich würde mich freuen, wenn Sie nach dem Raustreten
die alte Tür wieder schließen.
Da würde ich mich sehr freuen, nicht wahr?
:もし、あなた(訪問者)が出た後に、この面倒な扉を閉めてくれたら、僕は嬉しいのになぁ。
それは、僕にとってとても嬉しいことなんだよね?
Tss, Tss …der wird nieeee erwachsen!
:ちっ、ちっ …彼はまっっったく、成長しないわね!
嫁さん曰く、同じことを二度いうのがベルリンっぽいそうです
大事なことなので、二回いいました!
みたいな感じですかね?
地域色の強いドイツって面白いなぁと思いました

Schloss Caputhをあとに
のんびりとCaputh-Schwielowseeの駅に向かうことに
(学習しました)

歩いていて見つけた、無人販売所
ドイツにもあるんですね

案山子的な何かでしょうか?
こわいぃ

移動式の橋?
向こう岸の船?みたいなのがこっちに来たり
向こうに行ったりします

なかなかクールなボート(筏?)、手作りですかね?
歩いているとこういう発見があって、いいですよね
そうこうして駅に着き、ポツダム駅へ
書き忘れてましたが、この日はドイツ統一30周年の日でした
(ブログにするの遅くて、毎度ながらすみません)
なので、ポツダムでは記念イベントを開催していました
(むしろこっちをメインに書くべきですかね?)



遅ればせながら、統一30周年おめでとうございます
長くなりましたが、これで終わりです
ご高覧頂きありがとうございました
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